Googleビジネスプロフィールの投稿は何を書けばいい?9業種別のネタと、業種ごとの「書いてはいけない」

Googleビジネスプロフィールの投稿は毎日でなくていいと伝えるアイキャッチ画像
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Googleビジネスプロフィールの投稿欄を開いたまま、何を書けばいいのか分からずに閉じた。

ネタの一覧はいくらでも出てきますが、自分の店に合うものが見つからない。そんな方に、先に3つだけお伝えします。

ひとつ目は、Googleが公開している「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」に、投稿が入っていないことです。

ふたつ目は、投稿の効果が数字で見えるのは3種類のうち「特典」だけだということです。

みっつ目は、業種によっては、よく勧められているネタがそのまま法令違反になることです。

歯科医院が「今なら○○円のキャンペーン」と投稿するのは、Googleの審査は通っても医療広告のルールでは認められていません。

整骨院にいたっては、スタッフの経歴も施術の内容も、法律で広告できる事項に入っていません。

この記事は、ネタの数を増やす記事ではありません。

9つの業種ごとに「出していいもの」と「出してはいけないもの」の線を引く記事です。

この記事が確認した資料
  • Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」
  • 同「ビジネス プロフィールの写真や動画に関するポリシーと投稿に関するコンテンツ ポリシー」
  • 同「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
  • 同「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」
  • 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告等ガイドライン)」令和8年3月30日最終改正
  • 厚生労働省「あはき・柔整広告ガイドライン」令和7年2月18日
  • 柔道整復師法/あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律/美容師法/建設業法/特定商取引に関する法律
  • 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第37号)
  • 日本弁護士連合会「弁護士等の業務広告に関する規程」および「業務広告に関する指針」
  • 消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」令和6年9月26日

この記事は2026年9月時点の情報をもとに書いています。

Googleの管理画面は年に何度も変わるため、手順は画面名で書いています。

目次

結論:ネタが尽きるのは、毎日出す前提のほうが間違っているから

数日だけに光る印がついたカレンダーのアイコン

ネタ切れの相談をいただくとき、原因はたいてい「毎日または週に何回」という前提のほうにあります。

その前提は、どこから来たのでしょうか。

Googleが公開している「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」を読むと、挙げられているのは次の5つです。

Googleが挙げている5つのヒント
  1. ビジネスのオーナー確認を行う
  2. ビジネス情報を最新の状態に保つ
  3. クチコミに返信する
  4. 写真や動画を追加する
  5. 店舗の商品を追加する

投稿という言葉は、このページに一度も出てきません。

順位を決める要素についても、同じページはこう書いています。

ローカル検索結果は、主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されます。

知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。(中略)この要素は、ビジネスにリンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報にも基づいています。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」

名前が挙がっているのは、リンクしているウェブサイトの数と、クチコミの数です。

投稿の本数ではありません。

もちろん、これは「投稿に意味がない」という意味ではありません。

Googleが公式に挙げているヒントの中に、投稿は入っていない。ここまでが事実です。

そのうえで、数を稼ぐ運用には具体的な危険があります。

同じ内容の使い回しはGoogleが禁じている行為で、続けると投稿が拒否されるようになります。

ひどい場合は、過去の投稿までまとめて不承認に変わることがあります。

その仕組みはGoogleビジネスプロフィールの投稿が「拒否されました」になる理由に詳しく書きました。

つまり、ネタを絞り出して毎日投稿することは、目的にも安全にもつながっていません。

投稿は3種類。効果が数字で見えるのは「特典」だけ

3枚のカードのうち1枚だけに棒グラフが重なったアイコン

何を書くかの前に、どの種類で出すかを決めたほうが早く片づきます。

公式ヘルプが挙げている投稿の種類は3つです。

種類必須の項目追加できるもの
最新情報なし説明、写真、動画、リンク付きの操作ボタン
特典タイトル、日付、時刻説明、写真、動画、クーポンコード、リンク、利用規約([特典を表示] ボタンが自動で付く)
イベントタイトル、開始日と終了日、開始時刻と終了時刻説明、写真、動画、操作ボタン

イベントについては、時刻の扱いに注意書きがあります。

開始時刻または終了時刻を指定しない場合、イベントは期間中 24 時間続くものとして表示されます。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

「最新情報」の閲覧数という指標は、そもそも存在しない

「投稿の閲覧数はどこで見るのか」という質問をよくいただきます。

答えは、見る場所がない、です。

公式ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」が挙げている指標を並べます。

  • インタラクション数
  • 検索(ビジネスの検索に使用された検索語句)
  • 閲覧数(プロフィールを閲覧したユーザーの数)
  • ルート
  • 通話数
  • ウェブサイトのクリック
  • メッセージ
  • 予約
  • 予約リンクのクリック数(ホテルのみ)
  • 商品
  • メニュー
  • 特典

「特典」はこう説明されています。

特典: お客様のビジネス プロフィールに表示された特典がユーザーに閲覧され、クリックされた回数。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」

一方で、「最新情報」や「イベント」の閲覧数にあたる指標は、この一覧にありません。

つまり、最新情報をいくら出しても、その投稿が何人に見られたのかを店側は確認できません。

ここから、使い分けの結論が出ます。

お知らせを届けたいだけなら最新情報、効果を数字で確かめたいなら特典、日時が決まった催しならイベントです。

そして、いつも売っているものやメニューは、投稿ではなく「商品」「メニュー」に登録します。

季節メニューの写真を毎週「最新情報」で流している店は、ここを入れ替えるだけで数字が残るようになります。

ただし、後で見るとおり「特典」を使えない業種があります。

投稿は6か月でアーカイブされる

ヒント: 6 か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされます。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

半年たてば自動で引っ込むので、古い投稿を手で消して回る必要はありません。

逆にいえば、去年の同じ時期に作った季節の投稿は、もう表に出ていません。

毎年作り直す前提で、文面を手元に残しておくほうが後で楽になります。

業種を問わず守る5つのこと

盾と5つの円を並べたアイコン

業種別の話に入る前に、全部の店に共通する縛りを5つだけ確認します。

1. 本文に電話番号を書かない

重要: 投稿の説明に電話番号が含まれていると、不承認になる場合があります。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

電話をかけてほしいときは、本文ではなく「今すぐ電話」ボタンを使います。

2. 写真は「撮ったもの」を使う

スクリーンショット、ストックフォト、コラージュ、枠線やテキストを足した画像は、ポリシーで禁じられています。

Canvaで作った文字入りバナーが弾かれるのは、これが理由です。

詳しくは投稿が「拒否されました」になる理由にまとめています。

3. 同じ文面を使い回さない

「本日も元気に営業中です」を毎日出すような運用は、量を稼ぐための投稿と見なされます。

公式ヘルプも、質のヒントとして次のように書いています。

プロフェッショナルな印象を与える: 誤字脱字、余分な文字、付加価値のないテキスト、自動生成コンテンツ、閲覧の妨げとなるコンテンツが含まれないようにします。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

「自動生成コンテンツ」が名指しされている点は、AIで毎日書かせる運用を考えている方には重要です。

4. 規制対象の業界は「商品そのもの」を投稿に出せない

ここは見落とされがちですが、同じヘルプに書かれています。

規制対象の商品やサービス: 規制対象の業界で商品やサービスを提供する場合、投稿の使用は許可されますが、商品に関するコンテンツを含めることはできません。通常、規制対象の業界には、成人向けサービス、アルコール、タバコ、医薬品、危険ドラッグ、健康機器および医療機器、ギャンブル サービス、花火、武器、金融サービスが含まれます。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

アルコールを出すお店なら、新しく入荷したクラフトビールの紹介がここに当たります。

歯科医院なら、インプラントや矯正装置そのものが「医療機器」に当たります。

業種によって扱いが違う前例は、ポリシー本文にもあります。

ホテルは「特典」に関する投稿、または特価セール、プロモーション、スペシャル オファー、割引があることを示唆する、もしくはこれらの特典情報へのリンクを含む投稿を作成できません。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの写真や動画に関するポリシーと投稿に関するコンテンツ ポリシー」

5. 法律を守るのは、Googleではなく投稿した人の責任

これが、この記事でいちばんお伝えしたい一文です。

お客様は、投稿するコンテンツにおいて該当するすべての法律および規制を遵守する責任を負います。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの写真や動画に関するポリシーと投稿に関するコンテンツ ポリシー」

写真についても同じ趣旨の一文があります。Googleの審査が見るのはGoogleのポリシーに合っているかどうかだけで、業種ごとの広告規制は見ていません。

だから、審査を通って表示されている投稿が、保健所や消費者行政の指導対象になることはあり得ます。

ここから先の業種別の話は、この一文が出発点になっています。

業種別のネタと、その業種だけの地雷

9つの枠が3行3列に並んだアイコン

ここからは9つの業種を順に見ていきます。

どの業種も、来店前のお客様が知りたいことを5つ、書いてはいけないものを根拠つきで並べました。

自分の業種のところだけ読んでいただいて構いません。

最後に、番外としてキッチンカーを足しています。

カフェ・飲食店

ネタ種類ひとこと
今週の営業日・臨時休業最新情報いちばん見られる。営業時間の欄も併せて直す
季節限定メニューの開始日と終了日イベント終了日を入れると期間の表示になる
満席になりやすい時間帯と、空いている時間帯最新情報「日曜の14時以降は比較的お待たせしません」
テイクアウトの受付方法最新情報+ボタン電話番号は書かず「今すぐ電話」ボタンで
モーニングやランチの時間限定サービス特典効果が数字で残る唯一の種類

気をつけたいのはお酒です。

先ほどの「規制対象の業界」にアルコールが入っているため、新入荷のビールやワインを主役にした投稿は避けます。

「夜の営業を始めました」のように、商品ではなく営業の情報として書くほうが安全です。

常設のメニューは、投稿ではなく「メニュー」に登録します。

メニューにはパフォーマンス指標があるので、クリック数が残ります。

また「通常1,200円→本日800円」のような書き方は、その値段で実際に売っていた時期がないと景品表示法の有利誤認にあたるおそれがあります。

美容室・サロン

9業種の中で、いちばん自由に書けるのが美容室です。

意外に思われるかもしれませんが、現在の美容師法の条文に「広告」という語はなく、歯科や整骨院のような業法レベルの広告制限がありません。

ネタ種類ひとこと
今日・明日の空き枠最新情報当日枠は反応が早い。曜日を決めて出す
新しく入ったスタッフの担当メニュー最新情報美容室は経歴を書いても業法上の問題はない
季節ごとの髪の悩みと対処最新情報「梅雨のうねり」など。効能の断定は避ける
取り扱いを始めた薬剤・トリートメント最新情報効果の言い切りに注意(後述)
平日の時間限定メニュー特典数字が残る

制限がないぶん、見るのは景品表示法と薬機法です。

「くせ毛が治る」「シミが消える」のような表現は、化粧品や施術で認められた範囲を超えます。

「扱いやすくなります」のように、状態の変化で書くほうが安全です。

もうひとつ、「地域No.1」「顧客満足度No.1」は業種を問わず危ない表現です。

消費者庁は2024年9月に、この点をまとめた報告書を公表しています。

「顧客満足度 No.1」などのいわゆる No.1 表示等は、その表示が合理的な根拠に基づかず、事実と異なる場合には、(中略)不当表示として景品表示法上問題となります。

消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書の公表について」令和6年9月26日

歯科医院

歯科は、この記事でいちばん注意が必要な業種です。

医療広告のルールでは、インターネット上の広告がはっきり規制の対象に入っています。

エ 情報処理の用に供する機器によるもの(Eメール、インターネット上の広告等)

厚生労働省「医療広告等ガイドライン」令和8年3月30日最終改正・広告の具体例より

そのうえで、よく勧められているネタのいくつかが、そのまま禁止事項に当たります。

よく見るネタ歯科での扱い根拠
期間限定キャンペーン・割引不可費用を強調した広告=品位を損ねる内容の広告
患者さんの声・体験談不可主観又は伝聞に基づく体験談の広告は認められない
治療前後の写真説明がなければ不可治療内容・費用・主なリスク・副作用の詳細な説明が必要
「地域No.1」「日本一」不可比較優良広告。客観的事実でも禁止
芸能人が来院した話不可著名人との関連性の強調は比較優良広告として扱う

費用の強調については、ガイドラインが具体例まで挙げています。

・今なら○円でキャンペーン実施中! ・「ただいまキャンペーンを実施中」 ・「期間限定で○○療法を 50%オフで提供しています」

厚生労働省「医療広告等ガイドライン」品位を損ねる内容の広告・費用を強調した広告の具体例

ここで、前の章の話とつながります。

効果が数字で見える唯一の投稿が「特典」でしたが、歯科医院はその「特典」を実質的に使えません。

では歯科は何を出すのか。

ネタ種類ひとこと
年末年始・連休の診療日最新情報いちばん役に立つ情報
急患・当日予約の受け方最新情報+ボタン本文に番号を書かずボタンで
駐車場の場所と台数最新情報写真1枚でわかる
学校健診のあとに受診が増える時期の混雑最新情報季節の実務情報
設備の入れ替え・バリアフリー化最新情報機器の効能ではなく、通いやすさとして書く

自由診療の料金を出したいときは、広告可能な事項の「限定解除」という仕組みがあります。

ただし、認められるのは次の4つをすべて満たした場合です(③④は自由診療のみ)。

限定解除の4要件(医療広告等ガイドライン)
  1. 医療に関する適切な選択に資する情報であって患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトその他これに準じる広告であること
  2. 表示される情報の内容について、患者等が容易に照会ができるよう、問い合わせ先を記載することその他の方法により明示すること
  3. 自由診療に係る通常必要とされる治療等の内容、費用等に関する事項について情報を提供すること
  4. 自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用等に関する事項について情報を提供すること

治療内容、標準的な費用、期間と回数、主なリスクと副作用。これを1件の投稿に収めるのは現実的ではありません。

ですから、料金の説明はホームページの該当ページに置いて、投稿はボタンでそこへ送る形にします。

投稿を短く保ちながら、必要な説明を欠かさない方法は、実質これだけです。

なお、リスクや費用の説明を小さな文字で載せたり、リンク先の奥に隠したりすることは、ガイドラインが明確に禁じています。

整骨院・接骨院

整骨院は、歯科とは法律の建て付けがまったく違います。

柔道整復師法は、広告してよい事項を列挙して、それ以外を禁じる形をとっています。

柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。

一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所 二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項 三 施術日又は施術時間 四 その他厚生労働大臣が指定する事項

柔道整復師法 第24条第1項

さらに第2項で、技能・施術方法・経歴に踏み込むことが禁じられています。

前項第一号及び第二号に掲げる事項について広告をする場合においても、その内容は、柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたつてはならない。

柔道整復師法 第24条第2項

鍼灸・マッサージも、あはき法第7条にほぼ同じ規定があります。

厚生労働省は2025年2月18日に、この2つの法律の運用指針を新しく作りました。

「あはき・柔整広告ガイドライン」です。

ここで、世間でよく見る説明を訂正しておきます。

「2025年からウェブサイトも規制対象になった」と書いている記事がありますが、指針の書き方は逆です。

インターネット上の施術所等のウェブサイト等は、当該施術所等の情報を得ようとの目的を有する者が、自らURLを入力したり、検索サイトで検索した上で閲覧するものであるため、(中略)③の「認知性」を満たさないものとして、従来情報提供や広報として扱ってきた。これらについては、引き続き原則として広告とは見なさないこととする。

厚生労働省「あはき・柔整広告ガイドライン」令和7年2月18日

ただし、同じ指針はSNSの書き込みを別扱いにしています。

公開範囲が限られていない場合には、公開時から一般人が認識可能な状態であることから、(中略)いずれの要件も満たす場合には、広告として取り扱うこと。

厚生労働省「あはき・柔整広告ガイドライン」令和7年2月18日・SNS での書き込み等

では、Googleビジネスプロフィールの投稿はどちらでしょうか。

指針にGoogleビジネスプロフィールという言葉は一度も出てきません。

ですので、断定はできません。

ただ、投稿はホームページと違って、探しに来ていない人の画面にも地図の検索結果として出ます。

「自ら情報を求めていない人に届く」という点では、指針が書き込みについて述べている説明のほうによく当てはまります。

安全側に倒すなら、投稿は広告として扱われる前提で作るのがよいと考えています。その前提だと、よく勧められるネタの多くが使えません。

ア 施術者の技能、施術方法(例)胸部疾患の灸、慢性病の根本治療、難病治療の専門、慢性疼痛治療、高い技術、唯一の技術、○○流指圧、痛くない鍼、気持ちの良いお灸、○○流接骨術

イ 施術者の経歴(例)○○養成校卒業後 中国○○大学にて学位取得、○○療法の第一人者である○○先生に師事、米国公認○○資格、○○学会会員、○○(有名人)のトレーナー

厚生労働省「あはき・柔整広告ガイドライン」禁止される広告の例

スタッフ紹介、施術メニューの説明、お客様の声。

他業種ではおすすめのネタですが、整骨院ではまとめて地雷になります。

逆に、書ける範囲ははっきりしています。

ネタ種類なぜ書けるか
年末年始・連休の受付時間最新情報施術日・施術時間は広告可能な事項
予約の取り方と、予約なしで来たときの待ち時間最新情報「予約に基づく施術の実施」は大臣が指定する事項
夜間・休日の受付最新情報「休日又は夜間における施術の実施」も指定事項
駐車場の場所と台数最新情報「駐車設備に関する事項」も指定事項
出張施術に行ける範囲最新情報「出張による施術の実施」も指定事項

つまり整骨院は、施術の話をやめて営業の話に全振りするのが正解になります。

写真については、指針が「広告に該当しない事項」として風景写真やイラストを挙げています。

院の外観や駐車場、近所の季節の風景であれば、問題になりにくい部類です。

判断するのは都道府県や保健所で、指針には苦情相談窓口を明確にすることも定められています。

迷う表現があるときは、地元の保健所に先に聞くのがいちばん早くて確実です。

法律事務所

弁護士の広告は、日本弁護士連合会の会規で細かく決められています。

「弁護士等の業務広告に関する規程」の第4条が、表示できない事項を挙げています。

表示できないもの例外
訴訟の勝訴率なし
顧問先又は依頼者書面等による同意があるとき
受任中の事件依頼者の同意があるとき、または事件が特定されないとき
過去に取り扱った事件依頼者の同意があるとき、または広く知られていて特定されないとき

勝訴率については、日弁連の指針がはっきり書いています。

訴訟事件の勝訴率を表示することは、誤導又は誤認のおそれのある広告に該当し、規程第3条第2号に違反する例である。

日本弁護士連合会「業務広告に関する指針」

加えて、規程第9条は広告に弁護士の氏名と所属弁護士会を表示させることにしています。

広告の責任の所在をはっきりさせるためです。

もうひとつ、第8条にも注意が必要です。

第三者が出す「勝訴率100パーセント」といった記事や、弁護士のランク付け記事に、費用を払って協力することも禁じられています。

これは、ランキングサイトやPR記事への出稿がそのまま問題になるという意味です。

ネタ種類ひとこと
相談から解決までの流れ最新情報事例ではなく手順として書く
初回相談の方法と所要時間最新情報オンライン面談の可否も
法改正・制度変更の注意喚起最新情報いちばん喜ばれる。出典を添える
取扱分野と、対応できない分野最新情報「できないこと」を書くと信頼される
年末年始・夏季の受付最新情報基本情報ほど読まれる

解決事例を出したい場合は、依頼者が特定されない一般化した形にとどめます。

「必ず取り返せます」のような表現は、過度な期待を抱かせる広告として規程第3条に触れます。

税理士事務所

税理士の広告は、日本税理士会連合会の運用指針と細則で扱われています。

考え方は「原則として自由に広告できる」で、そのうえで禁止される類型が定められています。

内容は弁護士とよく似ていて、おおむね次の6つです。

  • 事実に合致していない広告
  • 誤認のおそれのある広告
  • 誇大又は過度な期待を抱かせる広告
  • 特定の会員や事務所と比較した広告
  • 法令や会則・規則に違反する広告
  • 税理士の品位又は信用を損なうおそれのある広告

この6つは日税連の細則にもとづく整理で、条文そのものの引用ではありません。

実際に書くときに引っかかるのは、比較と誇大の2つです。

「顧問料は地域最安」「必ず税金が安くなります」は、どちらも避けてください。

ネタ種類ひとこと
申告期限・納付期限の案内イベント日付が決まっているのでイベント向き
制度改正のポイント最新情報国税庁のページへボタンで送る
新規のご相談の受付状況最新情報繁忙期は「今は難しい」と書くのも情報
対応できる業種・記帳の形式最新情報クラウド会計の対応など
面談の方法(来所・訪問・オンライン)最新情報距離が離れたお客様に効く

季節の話題を探す必要がないのが、この業種の強みです。

年間の期限そのものが、そのまま投稿カレンダーになります。

工務店・リフォーム

工務店は、写真が強い業種です。

撮ったままの現場写真が使えるので、Googleのポリシーとも相性がよくなっています。

ネタ種類ひとこと
施工事例(着工から完成まで)最新情報1投稿1現場。施主の許可を取る
完成見学会イベント日時が決まっているのでイベント
今月の対応できる工事の空き最新情報繁忙期こそ効く
アフター点検・メンテナンスの案内最新情報既存のお客様に届く
雪・凍結・台風の前後にやること最新情報北海道なら反応が大きい

気をつけるのは、建設業の許可をめぐる表現です。

建設業を営む者は、当該建設業について、第三条第一項の許可を受けていないのに、その許可を受けた建設業者であると明らかに誤認されるおそれのある表示をしてはならない。

建設業法 第40条の2

軽微な工事だけを請け負っていて許可を取っていない場合、許可業者に見える書き方は避けます。

逆に、よくある誤解も書いておきます。

建設業法が標識の掲示を義務づけているのは店舗と工事現場で、ネット広告に許可番号を載せる義務はありません。

もちろん、許可を持っているなら書いたほうが信頼につながります。

「坪単価○万円から」や「完全自由設計」のような言葉は、条件を添えないと有利誤認になりかねません。

デイサービス・訪問介護

介護の広告規制は、運営基準の省令にひとことだけ書かれています。

(広告)指定訪問介護事業者は、指定訪問介護事業所について広告をする場合においては、その内容が虚偽又は誇大なものであってはならない。

指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第37号)第34条

条文はこれだけなので、書ける幅はむしろ広い業種です。

ネタ種類ひとこと
今月の空き状況最新情報ケアマネジャーが見ている
見学・体験利用の受付イベント日程を決めるとイベントで出せる
送迎できる範囲最新情報問い合わせ前のいちばんの疑問
行事・レクリエーションの様子最新情報顔が写る写真は同意が必須
職員体制・資格者の人数最新情報事実の範囲で。誇張しない

「必ず改善します」「日本一手厚い体制」といった言い方は、誇大に直行します。

実務でいちばん事故になりやすいのは、利用者さんの顔が写った写真です。

本人とご家族の同意を書面で取っていない写真は、投稿しないでください。

後ろ姿や手元だけを撮る運用にしておくと、現場が迷いません。

学習塾

学習塾には、ほかの業種にない法律がかかります。

入学試験に備えるための、または学校教育の補習のための学力の教授は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に位置づけられています。

契約の期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるものが対象です。

この場合、広告には次の条文がかかります。

役務提供事業者又は販売業者は、特定継続的役務提供をする場合の(中略)条件について広告をするときは、当該特定継続的役務の内容又は効果その他の主務省令で定める事項について、著しく事実に相違する表示をし、又は実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示をしてはならない。

特定商取引に関する法律 第43条(誇大広告等の禁止)

そして第43条の2で、行政は表示の裏付けとなる合理的な根拠の提出を求められます。

出せなければ、その表示は誇大広告に当たるものとみなされます。

つまり、合格実績の投稿は「数え方を説明できるか」で決まります。

講習だけ受けた生徒を含めているのか、在籍期間の条件はあるのか。書けるなら出す、書けないなら出さない、で線を引きます。

ネタ種類ひとこと
講習の日程と申込期限イベント期限が決まっているのでイベント
学年別の空席状況最新情報満席の学年も書く
定期テスト前の対策日程イベント中学校ごとの日程に合わせる
自習室の開放時間最新情報保護者がいちばん知りたい
入試日程・出願期間の注意喚起最新情報出典(教育委員会など)を添える

「必ず成績が上がります」は、効果についての誇大表示そのものです。

「無料体験」を出すときは、そのあとの料金と契約期間を同じ投稿に書いておきます。

<番外>キッチンカー・移動販売

投稿がいちばん役に立つのは、実はこの業種かもしれません。

出店場所と時間が毎日変わるので、投稿そのものが必要な情報になります。

  • 今週の出店スケジュール(最新情報・週のはじめに1本)
  • 本日の出店場所と時間(イベント・終了時刻を入れる)
  • 売り切れ、早じまいの連絡(最新情報)
  • 予約やまとめ買いの受付(最新情報+ボタン。本文に電話番号は書かない)

ただし、移動販売はそもそもプロフィールを持てるかどうかという別の問題があります。

Googleは、実際に人が訪れることのできる拠点があるかどうかで対象を分けています。

この点は、自宅サロンや無店舗のビジネスと同じ論点なので、別の記事で扱います。

ネタが尽きたときの作り方

電球から4方向に枝が伸びるアイコン

業種別の表に共通しているのは、売り込みではなく、来店前のお客様が迷うことに答えている点です。

来店前に知りたいことは、だいたい4つに収まる

この4つを、必要になったときに出す
  1. 今日・今週、開いているか(臨時休業、年末年始、天候による変更)
  2. 今、入れるか(空き状況、予約の取り方、混む時間帯)
  3. 今の季節に何があるか(季節のメニュー、季節の相談ごと)
  4. いつ、何があるか(イベント、講習、見学会、点検)

この4つが無い週は、無理に投稿しなくて構いません。

「毎日の挨拶」を出すより、必要なときに出すほうがずっと役に立ちます。

1投稿1情報、写真1枚、ボタン1つ

ひとつの投稿に、伝えたいことを詰め込まないでください。

スマートフォンで最初に見えるのは数行なので、要点は先頭に置きます。

そのうえで、行き先はボタン1つに絞ります。

予約してほしいのか、電話してほしいのか、詳しく読んでほしいのか。

3つ並べると、どれも押されません。

ネタは「店の中にあるもの」から棚卸しする

それでも出てこないときは、探す場所を変えます。

  • この1か月で、お客様から3回以上聞かれた質問
  • 店の入口に貼ってある紙(駐車場、支払い方法、受付時間)
  • 電話で毎回説明していること
  • 今月変わったこと(時間、担当、設備、料金)
  • 来月の予定表に書いてあること

とくに1つ目は強力です。

3回聞かれた質問は、聞かずに帰った人が何十人もいると考えてよいからです。

続けるための仕組みは、Googleが用意している

歯車と時計の針を組み合わせたアイコン

ネタが決まっても、毎回その場で書いていると続きません。

管理画面には、意外と知られていない機能が2つあります。

投稿を後で公開するようにスケジュールを設定する場合は、[この投稿の送信をスケジュールする] をオンにして、投稿を公開する日時を選択します。

投稿を定期的に公開する場合は、[繰り返し] プルダウン メニューから、投稿を表示する頻度(毎週、毎月、カスタム スケジュールなど)を選択します。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

予約投稿と、繰り返しです。

年末年始の告知や、毎月の空き状況のように、日付が決まっているものは先に入れておけます。

ただし、繰り返しを使うときは中身に注意してください。

同じ文面をそのまま何度も出すことは、使い回しとして扱われる可能性があります。

繰り返しに向くのは、毎回中身が変わるもの(今月の空き、今週の予定)だと考えてください。

代行に丸投げすると起きること

「毎日投稿を代行します」という提案では、店を知らない人が毎日書くため、中身が似てきます。

似た文面が並べば、使い回しとして拒否が増えます。

そして、業種ごとの広告規制を知らない人が書けば、この記事で見てきた地雷を踏みます。

代行を頼むなら、本数ではなく「何を出さないか」を決められる相手を選んでください。

意味がないと感じたときに見る数字

右上がりの折れ線グラフと虫めがねのアイコン

投稿を続けても手応えがないとき、見るべきなのは本数ではなく、お客様が実際に起こした行動の数です。

指標公式の説明意味
ルートお客様のビジネスへのルートを検索したユーザーの数来店の直前の行動
通話数ビジネス プロフィールの通話ボタンがクリックされた回数予約・問い合わせ
ウェブサイトのクリックビジネス プロフィールに表示されたウェブサイトへのリンクのクリック数もっと知りたい人の数
特典表示された特典がユーザーに閲覧され、クリックされた回数投稿そのものの反応

この4つのうち、投稿の中身を直接映すのは「特典」だけです。

効果を確かめたい月は特典を1本だけ出し、ルートと通話数が前の月から動いたかを併せて見ます。

検索語句も見られますが、こちらは反映が遅い点に注意してください。

[検索] 指標は毎月月初に更新されます。表示されるまでに 5 日ほどかかることがあります。

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」

順位が何位かを毎日見るより、この数字を月単位で見るほうが判断を誤りません。

順位より行動で見るという考え方は、MEO対策を解約する前に確認する5つのことにも書きました。

もうひとつ。Googleが知名度の要素として挙げていたのは、リンクの数とクチコミの数でした。

投稿の本数を増やす時間があるなら、クチコミをお願いする仕組みを作るほうが近道になります。

その方法はGoogleの口コミを規約違反にならずに増やす方法にまとめています。

よくある質問

疑問符が入った吹き出しが2つ重なったアイコン
毎日投稿しないと順位が下がりますか?

Googleが公開している「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」に、投稿は挙げられていません。

挙げられているのは、オーナー確認、情報の最新化、クチコミへの返信、写真や動画、店舗の商品の5つです。

「投稿すると下がる」わけではありませんが、頻度を守るために内容を薄くする理由はありません。

投稿の閲覧数はどこで見られますか?

「最新情報」の閲覧数にあたる指標は、公式のパフォーマンス指標の一覧にありません。

一覧にあるのは、閲覧数(プロフィール全体)、ルート、通話数、ウェブサイトのクリックなどです。

投稿単位で数字を見たい場合は、「特典」で出すと閲覧とクリックの回数が残ります。

AIに書かせて自動投稿してもいいですか?

公式ヘルプは、投稿の質を高めるヒントとして「自動生成コンテンツ」を避けるよう書いています。

下書きを作るところまでをAIに任せて、事実の確認と手直しを人がするのが現実的です。

とくに医療や施術の業種では、AIが書いた表現がそのまま広告規制に触れることがあります。

大事な投稿を一番上に固定できますか?

公式ヘルプに、投稿を固定する機能の記載はありません。

ずっと見せたい情報は、投稿ではなくプロフィール本体に置くほうが確実です。

営業時間、属性、商品やメニュー、ビジネス情報の説明文が、その置き場所になります。

古い投稿は自分で消したほうがいいですか?

公式ヘルプに「6 か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされます」とあります。

ですので、古くなったというだけの理由で消して回る必要はありません。

ただし、終わったキャンペーンや古い料金など、事実と違う内容になったものは編集か削除をしてください。

歯科医院や整骨院でも「特典」の投稿を使えますか?

歯科医院は、医療広告等ガイドラインが「今なら○円でキャンペーン実施中!」などを品位を損ねる広告として挙げています。

ですので、割引やキャンペーンを内容とする特典の投稿は避けてください。

整骨院は、そもそも広告できる事項が法律で限定されているため、料金や割引の告知は想定されていません。

投稿が「拒否されました」と表示されました。

まず、ステータスの横にある「?」から、どのポリシーに違反したのかを確認してください。

1件だけの拒否と、過去の投稿までまとめて拒否されている場合とでは、対処がまったく違います。

切り分けの順番はGoogleビジネスプロフィールの投稿が「拒否されました」になる理由に書きました。

まとめと、デジリスタでお手伝いできること

チェックリストと右へ伸びる矢印のアイコン

投稿に何を書くかで迷ったら、次の順番で決めてください。

今日やることの順番
  1. 来店前のお客様が迷う4つ(開いているか/入れるか/季節のもの/予定)から選ぶ
  2. 効果を数字で見たいなら「特典」、催しなら「イベント」、それ以外は「最新情報」で出す
  3. 常設のメニューや商品は、投稿ではなく「メニュー」「商品」に登録する
  4. 本文から電話番号を外し、行き先はボタン1つに絞る
  5. 写真は撮ったままのものを使い、文字入りバナーは使わない
  6. 自分の業種の広告規制で、書けない言葉が入っていないか確かめる
  7. 日付が決まっているものは、予約投稿で先に入れておく

投稿の難しさは「何を書くか」よりも「何を書かないか」にあり、その線引きは業種ごとに違います。

デジリスタは、歯科、整骨院、法律事務所、税理士事務所、介護、学習塾を含む業種の制作サンプルを公開しています。

規制のある業種で、どこまで書いてどこで止めるかを、普段から扱っているということです。

サンプルは制作サンプル一覧でご覧いただけます。

また、歯科の限定解除のように、投稿だけでは説明しきれない情報は、ホームページ側に置くのが本筋です。

料金、リスク、期間、根拠。こうした内容の置き場所についてはホームページ制作のページに書いています。

Googleビジネスプロフィールの運用についてはMEO対策のページをご覧ください。

順位は保証せず、本数も積みません。お引き受けするのは、お店の情報を規制の内側で、必要なときに出せる形に整えることです。

ご確認のお願い

この記事は2026年9月時点の情報をもとに書いています。

Googleのポリシーと管理画面、各業種の広告に関する指針は変わることがあります。

個別の表現が広告規制に当たるかどうかの判断は、所管の窓口や専門家にご確認ください。

Googleビジネスプロフィールの投稿は毎日でなくていいと伝えるアイキャッチ画像

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