Googleビジネスプロフィールのカテゴリを選ぶとき、「自分の店に近い業種がいくつもある」と迷うことがあります。
美容室でネイルも扱っている。雑貨を売りながら、店内で飲み物も出している。修理と販売の両方を受けている。
このときは、候補を増やす前に、今の店が何の事業をしているかを整理します。
メインは事業全体を最もよく表すもの。追加は、メインだけでは伝わらない実際の事業を補うものです。
この記事では、選ぶ前の確認表と、変更前後に残すメモを用意しました。複合業態や、ちょうどよい候補がない場合も、判断する順番を説明します。
公式資料の確認日:2026年10月3日(日本時間)。画面や候補が変わっている場合は、現在の公式案内と実際の管理画面を優先してください。
先に押さえること
- メインは、現在の事業に合う具体的なカテゴリを一つ選びます
- 追加は必要なものに絞り、商品やメニューを全部並べません
- 同じ場所にある別運営の店は、自店の追加カテゴリでまとめません
- 追加・変更で、オーナー確認を再び求められる場合があります
- カテゴリを整えても、検索順位や予約数は保証されません
最初に「何の店か」を、現在の営業から一文にする

Googleのガイドラインでは、カテゴリは「事業が何であるか」で選び、中核事業を表すものをできるだけ少なく設定する考え方が示されています。
まず、次の文の空欄を埋めてみてください。
「当店は、〇〇を利用したいお客様に、〇〇を提供する店です」
地域名や宣伝文を足すより、何を頼める場所なのかが伝わる一文にします。
たとえば、「爪の手入れやネイルの施術を受ける店」なら、店内でハンドクリームを販売していても、販売商品だけで業種を決めない考え方になります。
一文にできない場合は、営業内容を下の表へ分けます。
カテゴリ候補を探す前の事業整理表
| 確認すること | 書き出す内容 | 迷ったときに見る資料 |
|---|---|---|
| 主な利用目的 | お客様が何を受けに来るか | 予約内容、問い合わせの記録 |
| 現在受けている仕事 | 今日、通常どおり受け付けられる業務 | メニュー、料金表、受付案内 |
| 店全体の説明 | 初めての人へ何の店と伝えているか | 看板、公式サイトの紹介 |
| 別の事業として扱う内容 | 主な仕事とは別に受け付けている業務 | 専用の案内、担当者、提供体制 |
| 個別のメニューや商品 | 施術名、作業名、販売品目 | サービス一覧、商品一覧 |
| 今後の予定 | まだ開始していない事業 | 開始日と準備状況 |
この表は、デジリスタが判断材料を整理するために作ったものです。Googleの審査項目や、必須の提出書類ではありません。
売上や予約件数は、中心の事業を確かめる手がかりになります。ただし、「売上の何%以上ならメインにする」というGoogleの判定式として使うものではありません。
単価の高い仕事が一件あっただけで、店全体の業種を変える必要があるとは限りません。普段の受付と、お客様への案内も合わせて読み直します。
メインカテゴリは、実態に合う具体的な一つを選ぶ

事業を一文にできたら、業種の入力欄で候補を探します。
Googleは、最も近いメインカテゴリをリストから選び、具体的な候補がなければ一般的なカテゴリを使うよう案内しています。独自のカテゴリ名は作れません。
候補を比べるときは、名称の細かさだけで決めないでください。専門的に見える言葉でも、実際の業務と違えば選ぶ理由にはなりません。
候補を比べる三つの状態
| 候補と実際の営業の関係 | 判断の方向 | 確かめること |
|---|---|---|
| 主な仕事を具体的に表している | メイン候補として検討する | 初めての人が、その仕事を依頼できると理解するか |
| 広い業種だが、店全体の説明に合う | より近い候補がないか確認する | 実態に合う具体的な候補が管理画面にあるか |
| 名前は近いが、受付内容が違う | 選ばず、別の候補を探す | 自店では受けられない依頼を想像させないか |
Googleの説明には、「サロン」より「ネイルサロン」のように具体的に選ぶ例があります。
ただし、本記事ではログイン後の最新候補一覧を実画面で確認していません。ここに出すカテゴリ名は選び方の説明例であり、今の日本語画面で同じ表記を選べることを保証する一覧ではありません。
二つの事業が同じくらい中心に見えるとき
どちらかを無理に売上だけで決める前に、看板、サイトの最初の説明、通常の受付を見比べます。
「どちらを目的に来た人にも日常的に対応している」と分かれば、一つをメイン候補にし、もう一つは追加を検討する余地があります。運営者が別なら、後の部門の章で先に切り分けます。
上位に出ている他店は、候補を知る参考にはなります。しかし、他店と同じ言葉にすれば、自店にも合うとは限りません。
自店の受付内容を説明できることを、最後の確認にしてください。
追加カテゴリは、増やす理由を一つずつ説明する

追加の欄を見ると、関係しそうな候補を全部入れたくなるかもしれません。
その前に、候補ごとに「この業種を加えると、今の事業の何が伝わるか」を書きます。
理由が「検索に出したいから」だけなら、事業整理表へ戻りましょう。
Googleの案内は、すべての商品・サービスにカテゴリを追加する使い方を認めていません。
追加前の点検メモ
- この候補に当たる仕事を、実際に自店で受け付けているか
- 個別メニューの説明を、業種の追加で代用していないか
- メインとほぼ同じ説明を、言い換えて重ねていないか
- 隣の店や、同じ建物の別事業者の仕事を含めていないか
必要な事業がメインで伝わるなら、追加欄を埋めること自体を目標にしなくてよいでしょう。
Googleの「プロフィールを編集する」では、追加は最大9カテゴリと案内しています。ただし、上限まで入れることが推奨されているわけではありません。実際の画面の案内も確認し、自店に必要なものを選びます。
たとえば、洋服の直しをする店が、裾上げ、丈詰め、ファスナー交換を扱っているとします。
個々の作業名をすべて別の業種に置き換えるより、「何の店か」と「頼める作業」を分けたほうが、選ぶ理由を説明しやすくなります。
この例は情報整理の考え方です。作業名に対応するカテゴリが現在あるかどうかを示すものではありません。
追加候補には、採用する理由だけでなく、外した理由も一言残します。後から別の担当者が見直すとき、同じ候補を何度も入れ直すことを防ぐためのメモになります。
カテゴリで伝わらない内容は、サービスや説明の欄へ分ける

カテゴリを絞ると、「得意な作業や、店の特徴まで伝えられない」と感じることがあります。
その情報を削る必要はありません。情報の種類に合う場所を探します。
業種と、具体的な提供内容を分ける表
| 伝えたいこと | 先に確認する場所 | 書く内容の例 |
|---|---|---|
| 何の事業をしているか | メイン・追加カテゴリ | 店全体の業種、実際の別事業 |
| どの作業を頼めるか | サービス欄が利用できる場合は、その欄 | 修理や施術などの具体的な内容 |
| どんな方針の店か | ビジネスの説明 | 提供内容の特徴、対応方針、沿革 |
| 設備や対応条件 | 該当する属性が表示される場合は、その項目 | Wi-Fiなど、事実に合う設備情報 |
| 詳しい料金・受付条件 | 公式サイトの該当ページ | 条件ごとの料金、予約方法、注意事項 |
サービス欄は、特定のカテゴリで利用できる場合があります。候補から選ぶほか、カスタムサービスを追加し、説明や価格を設定できる仕組みもあります。
カスタムサービス名には、価格や電話番号、個人情報などを入れないようGoogleが注意しています。
出典:Google「プロフィールに表示されるサービスを管理する」
価格を伝えたい場合も、名前へ「〇〇円」と詰め込まず、用意された価格欄や説明の場所を確かめます。
属性については、地域・国・業種によって変更できる項目が異なります。どの店にも同じ欄があるとは限りません。
画面に目的の欄がない場合は、その機能を出すためだけに別業種へ変えず、公式サイトで不足する案内を補います。
サービス内容をサイトにも載せるなら、利用者が同じ仕事だと分かる名前にそろえましょう。プロフィールで依頼できそうに見えても、サイトでは受付終了となっている状態を残さないためです。
複合業態は、自店の事業か別運営の店かを先に分ける

「併設している」という言葉だけでは、追加カテゴリにできるか決まりません。
同じ店の運営者が提供する別事業と、別の事業者が独立して営業する店を分けてください。
Googleは、独立した対外的な部門が、その場所で別々に所有・運営されている場合、独自のプロフィールが必要と説明しています。その部門の業種を母体の追加カテゴリにはできません。
同じ場所に複数の提供内容があるときの整理
| 状況 | 先に確認すること | 次に検討すること |
|---|---|---|
| 一つの店が、別の業種に当たる仕事も受ける | 自店の事業として受付・提供しているか | 実態に合う追加カテゴリが必要か |
| 別の運営者が、同じ建物で営業する | その店の所有者と運営者は誰か | その事業のプロフィールと掲載条件 |
| 売り場の一角や、商品コーナーがある | 独立した事業なのか、店内の販売区分なのか | 商品や案内の整理で足りるか |
| 同じ組織に、対外的に独立した部門がある | 名称、顧客窓口、カテゴリなどの区別 | 部門向けの公式条件に当たるか |
名称を分けた、電話番号を用意した、という一つの事実だけで、新しいプロフィールを作れると判断しないでください。
Googleの部門向けガイドラインでは、対外的な独立性や、母体と区別された名称なども扱っています。
出典:Google「ビジネス情報のガイドライン」の部門向け案内
相談する際は、「カフェ併設です」だけでなく、「同じ運営者の事業です」「別の会社が入居しています」と説明すると、検討する対象を分けやすくなります。
店内の販売コーナーを、検索表示を増やすためだけに別の店として登録する考え方は避けます。
自宅や出張型で営業している場合は、カテゴリとは別に掲載資格と住所の扱いも確認してください。自宅サロン・非店舗型の登録条件の記事に分けてあります。
変更する前に、現在の設定と変える理由を残す

カテゴリを見直すのは、事業の説明が実態とずれているときや、営業内容が変わったときです。
「昨日より順位が下がった」という理由だけで、いくつもの候補を試し続ける前に、設定が今の営業に合っているかを確かめます。
Googleは、カテゴリの追加・編集で、オーナー確認を再び求める場合があると案内しています。
全員に再確認が発生するわけでも、変更したら必ず停止するわけでもありません。記事だけで発生条件や結果を断定せず、表示された案内を読みます。
保存前に残す六つのメモ
- 対象の店舗名と、プロフィールのURL
- 現在のメインカテゴリと追加カテゴリ
- 変更したい候補と、それを選ぶ事業上の理由
- その仕事を案内しているメニューやサイトのページ
- 変更する日と、確認する担当者
- 保存後に確かめる項目と、再確認が出た場合の担当者
たとえば、「広い業種から、実際の主な仕事に合う候補へ変更する」と書ければ、変更の目的が残ります。
このメモはGoogleへの提出様式ではなく、店内で使う記録です。変更するたびに書類を提出しなければならない、という意味ではありません。
担当者へ任せる場合は、どこを変えるかを店舗側も確認します。複数人が別々の判断で同じ項目を触ると、保存した理由を追いにくくなるためです。
相談先に渡す情報は、まず店舗名、地域、プロフィールURL、迷っている営業内容で十分です。Googleアカウントのパスワードや、顧客情報を送る必要はありません。
実際の候補を確認し、業種の編集画面から保存する

準備ができたら、対象のプロフィールで業種を編集します。
Google公式ヘルプの基本の流れは、次のとおりです。
- 対象のビジネスプロフィールを開く
- 「プロフィールを編集」から「業種」の編集へ進む
- メイン欄へ入力し、表示された候補を選ぶ
- 必要なら「別のカテゴリを追加」で追加候補を選ぶ
- 不要なカテゴリを削除し、保存する
ここで確認するのは、記事や外部サイトに載っていた名前ではなく、自店の画面に実際に出る候補です。
入力した言葉をそのまま独自のカテゴリとして確定する操作ではありません。候補が見つからなければ、事業を表す別の言い方でも探します。
ただし、言い換えを繰り返して遠い業種を選ぶ必要はありません。具体的な候補がない場合は、店全体を正しく説明できる一般的な候補へ戻ります。
保存前に、選択結果を一度読み直す
入力途中で似た名称を選んでいないか、メインと追加を取り違えていないかを確認します。
特に、店名が同じ支店を複数管理している場合は、対象の店舗を確かめてください。
画面の場所や表記が違う場合は、今の画面の案内に沿って進めます。本記事はログイン後の操作画面を検証した手順書ではなく、確認日の公式ヘルプをもとにした説明です。
候補名や利用できる機能を永久に固定した一覧として扱わず、実際に設定するときに見直してください。
変更後は、公開表示と店舗の案内を見比べる

保存したら、店内の変更メモへ保存日と画面の案内を足します。
管理画面に入力できたことと、お客様が見る表示を確認したことは、分けて記録してください。
編集内容には審査があり、保留中や不承認になる場合があります。
ここでは編集トラブルの解決を一から扱わず、カテゴリ変更後に何を残すかを整理します。
| 確認する対象 | 記録する内容 | 次の判断 |
|---|---|---|
| 管理画面 | 保存したカテゴリと、現在の案内 | 再確認や審査に関する表示を読む |
| 公開プロフィール | 業種の見え方、サービスやリンクの表示 | 来店前に誤解を招く情報がないか確認する |
| 店の案内 | サイト、メニュー、予約受付の内容 | プロフィールと現在の営業にずれがないか直す |
| 問い合わせ | 依頼内容と、その時期の営業上の変更 | カテゴリだけを原因と決めず、受付との一致を見る |
カテゴリによって利用できる機能が異なる場合があるため、変更後はサービスや予約などの案内も見直します。すべての機能が必ず変わる、という意味ではありません。
カテゴリを変えれば順位は上がりますか
特定の候補に変えるだけで、上位表示が保証されるわけではありません。
Googleはローカル検索の主な要素として、関連性・距離・知名度を挙げています。カテゴリだけで結果を決める説明ではありません。
出典:Google「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
同じ時期に広告や営業時間、キャンペーンも変えたなら、それも残します。変更後に問い合わせが増えても、その差をすべてカテゴリの効果とは言い切れません。
有料で運用を任せるか迷っている場合は、無料で整えることと月額費用を払う判断基準の記事で、必要な作業と費用を分けて考えられます。
まとめ:候補を増やす前に、店の事業と情報の置き場所を整理する

カテゴリ選びで迷ったら、まず現在の店を一文で説明します。
その文に合うメイン候補を探し、追加が必要な事業と、サービスや説明の欄に置く情報を分けてください。
最後に、次の四つを確かめます。
- メインを選んだ理由を、実際の営業から説明できるか
- 追加を外したら、伝わらなくなる事業があるか
- 別運営の店を、自店の事業に含めていないか
- 保存後の案内を確認する担当者が決まっているか
ここまで自店で整理できれば、候補を探し直すときにも判断の土台が残ります。
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お客様がメインのオーナーを保持し、デジリスタを管理者として招待いただく形で作業します。整備する項目と費用は、作業前に確認します。
料金と作業範囲は、MEO対策のサービスページでご確認ください。検索順位や再確認の承認を保証するサービスではありません。
「二つの事業をどう分けるか分からない」「今のカテゴリが営業内容に合っているか確認したい」という場合は、店舗名・地域・プロフィールURLと、迷っている内容をお知らせください。

