ホームページを公開したのに、Googleで店名を検索しても出てこない。地域名と業種で検索したら、競合ばかり並ぶ。この二つは、同じ「出ない」でも原因の調べ方が違います。
- 最初に、自分のページがGoogleに登録されているかを確認します。
- 登録されていない問題と、登録されていても狙う言葉で上位に出ない問題を分けると、制作会社へ頼む内容も絞れます。
「店名で見つからない」と「業種で上位に出ない」を分ける

まず、何と検索したときに出ないのかを記録してください。店名だけ、店名と市区町村、地域名とサービス名では、検索する人の意図が違います。同名の店や、一般的な言葉を店名にしている場合は、店名だけでも対象を特定しにくいことがあります。
確認の出発点は、公開したページの正確なURLです。制作中の確認用URL、管理画面のURL、予約投稿のプレビューURLではなく、一般の人がログインせず開けるページを用意します。
| 困っていること | 調べる方向 |
|---|---|
| URLを直接開いてもページが出ない | 公開状態、URL、サーバーや転送先 |
| URLは開けるがGoogleに登録されていない | インデックスの状態と未登録の理由 |
| 店名では出るが地域名・業種では出ない | 検索意図、内容、競合、順位の問題 |
| 古いページや別URLが出る | 転送、正規URL、更新前の情報 |
| Googleマップの店舗だけ出ない | ビジネスプロフィールの状態 |
Google検索にホームページが出ることと、Googleマップにビジネスプロフィールが出ることは別の確認です。片方を登録しただけで、もう片方の設定や審査が完了するわけではありません。
「SEO対策が足りない」と決める前に、どの段階で止まっているかを見てください。検索結果に登録されていないページへ、タイトルのキーワードを何度も追加しても、確認すべき技術的な問題は残ります。ページが見つからない場合の公式ヘルプ
公開したURLをログインせずに開いてみる

自分がWordPressにログインした状態では、下書きや限定されたプレビューが見える場合があります。一般の閲覧者向けに公開されているか、ログインしていないブラウザなどで確認してください。
確認するのは、タイトルだけでなく本文が最後まで見えること、連絡先のページへ進めること、意図しない場所へ転送されないことです。スマートフォンでも、最初に大きなエラーやログイン画面が出ていないかを見ます。
もしブラウザにセキュリティ警告が出たら、無視して閲覧する手順をお客様へ案内しないでください。制作会社やサーバーの担当に、警告内容とURLを渡して確認してもらいます。店舗担当者が自分の端末で表示できたことだけで、安全に公開できているとは判断しません。
新しいサイトでは、公開用ドメインと制作会社の確認用ドメインが混在している場合もあります。名刺、SNS、Googleビジネスプロフィールから進むリンクが、実際の公開URLになっているか確認します。
ページを開けた後は、公開日時と変更日時を控えます。公開直後なのか、以前は検索に出ていたページが消えたのかで調べる対象が変わるからです。店名を変更した場合やドメインを変えた場合も、変更の履歴を残してください。
Search Consoleで対象の一ページを検査する

Search Consoleを利用できる場合は、対象サイトのプロパティを選び、正確なURLを検査します。トップページが問題ならトップページ、特定のサービスページならそのページを調べます。サイト全体のグラフだけでは、一ページの状態を判断できません。
URL検査には、Googleがインデックスに登録した情報と、現在公開中のURLを調べるテストがあります。前回のクロール後にページを修正している場合、登録済みの情報が今のページと同じとは限りません。URL検査ツールの公式ヘルプ
管理画面で見る内容は、登録されているか、ページの取得ができたか、クロールやインデックス登録が許可されているか、別のURLが正規ページに選ばれていないかです。表示される理由をそのまま控えると、制作担当者へ伝えやすくなります。
| 見る項目 | 店側が知りたいこと |
|---|---|
| URLの登録状態 | 対象ページが登録されているか |
| 前回のクロール | Googleがいつの状態を見たか |
| ページの取得 | 読み取りに失敗していないか |
| クロール・登録の許可 | 意図しない非公開設定がないか |
| 正規URL | 別のページが代表として扱われていないか |
Search Consoleの権限がない場合は、管理している人へ対象URLの検査結果を依頼します。必要な権限の確認を、担当者のパスワード共有で済ませないでください。閲覧・操作の範囲を管理者と決めます。
Google検索でドメインを指定して探す方法もありますが、検索結果だけを完全な登録台帳として扱わないでください。Search Consoleで一ページずつ確認できる場合は、その状態と合わせて判断します。
未登録の理由を見て、必要な修正だけ頼む

未登録には、まだ見つけられていない場合、見つかっていても登録されていない場合、サイト側で登録を止めている場合、別のページへ転送している場合などがあります。同じ「未登録」でも、全部を直す必要があるとは限りません。
例えば、すでに新URLへ転送している旧ページが未登録なら、現在の目的と合っている可能性があります。逆に、集客に使いたいサービスページが非公開になっているなら、公開の設定を確認する必要があります。
| 確認で分かった状態 | 制作担当者へ聞くこと |
|---|---|
| 読み取りを止める設定がある | その設定は意図的か。公開対象だけ変更できるか |
| noindexがある | 制作中の設定が残っていないか。対象ページは公開してよいか |
| 別のURLへ転送される | 転送先は正しいか。リンク先を統一すべきか |
| 別ページが正規URLになっている | 重複や設定が意図したものか |
| 取得に失敗している | エラー内容、サーバー、認証の設定はどうか |
| 読めるが登録されない | 内容の独自性、リンク、重複などを確認できるか |
とくにrobots.txtとnoindexは役割が異なります。robots.txtはクローラーのアクセスを制御するためのもの、noindexはインデックス登録を止めるための指定です。Googleが読み取れない設定では、ページ内のnoindexを確認できない場合もあります。robots.txtの概要、noindexの説明
店側で内容を理解しないままファイルを削除したり、サイト全体を「すべて許可」に変えたりしないでください。公開したいURLと、残すべき非公開部分を制作担当者と確認します。
修正後の登録リクエストは完了の保証ではない

公開状態や読める内容を確認し、必要な修正を行ったら、Search Consoleで再度状態を確認します。そのうえで、対象URLのインデックス登録をリクエストする方法があります。
リクエストが受け付けられたこと、Googleがクロールしたこと、インデックスに登録されたこと、狙った検索語で上位に出たことは、それぞれ別です。受付の画面だけで「検索に掲載済み」と報告しないようにしてください。
Googleの公式資料は、クロールに数日から数週間かかることがあること、同じURLを繰り返しリクエストしても速くならないこと、リクエストが掲載を保証しないことを案内しています。再クロールをリクエストする方法
複数の新しいページがある場合は、サイトマップを確認する方法もあります。ただし、サイトマップを送信すれば全ページが必ず登録されるわけではありません。店の重要なページへ、サイト内の通常のリンクからたどれることも確認します。
登録待ちの間にURLを何度も変えると、名刺や外部サイトのリンクも修正が必要になります。ページの住所を変える必要があるかは、未登録の原因と別に判断してください。
依頼後は、何を修正したか、いつ登録をリクエストしたか、再確認でどうなったかを記録します。結果が変わっていない場合も、原因を確認せず同じ作業を繰り返すより、現在の理由を見直すほうが役立ちます。
登録済みなら検索する人に必要な情報を見直す

ページが登録されているのに、「地域名+業種」で見つからない場合は、登録作業だけを繰り返す段階ではありません。ページの内容が、検索している人の知りたいことを説明しているかを確認します。
例えば、サービス名だけが並び、対象地域、対応内容、料金の考え方、依頼の流れ、問い合わせ先が分からなければ、店を比較したい人には情報が足りません。実際に提供する内容を、一つのページで理解できるようにします。
住所と店舗名は、サイト内の主要な案内でも一貫させます。店名表記を増やしたり、地域名を段落ごとに不自然に繰り返したりしても、読みにくくなれば案内としての役割を損ないます。
競合にある項目をすべてコピーする必要もありません。自分の店で説明できるサービス、対応できない範囲、初めての人が迷う条件を具体的に書いてください。借りた文章で独自の実績を装わないことも大切です。
検索の表示回数とクリック数を利用できるなら、店名での検索とサービスに関する検索を分けて見ます。一度の検索画面だけで判断するより、同じ期間で継続して確認するほうが比較しやすくなります。
SEOは順位を保証する作業ではありません。掲載される状態を整えることと、読者に必要なページを育てることを、それぞれ確認します。Googleマップの集客施策も併せて考える場合は、MEO対策の判断基準を参考にできます。
問い合わせがない原因は検索の後も確認する

Googleに登録され、クリックされるようになっても、すぐ問い合わせが増えるとは限りません。フォームの通知が届くか、スマートフォンで連絡方法が見つかるか、依頼の条件が分かるかも別に確認します。
検索画面でのクリック数は、店に届いた問い合わせ数ではありません。ホームページの送信完了表示も、通知メールが受信箱に届いたことの証明とは限りません。検索の確認と連絡経路の確認を分けて進めてください。
店側の点検では、実際に使うフォームでテスト送信し、受信側と送信側に必要な案内が届くか確認します。個人情報やお客様の内容をテストに使わず、事前に決めたテストデータで行います。記録が残る仕組みがある場合は、通知メールと記録の両方を見ます。
集客の予算を増やす前に、検索の状態と問い合わせの状態を確認すると、依頼する範囲を決めやすくなります。制作会社への相談は、「出ないのでSEOを全部お願いします」より、対象URL、検索語、検査結果、困っている日時をまとめるほうが具体的です。
ホームページの見直しをデジリスタへ相談する場合は、検索結果の確認だけか、内容や連絡経路も含むかを示してください。ホームページ制作のサービス案内を確認し、無料相談には対象URLとURL検査の状態、いつから困っているかを伝えます。検索に出ないことだけを理由にサイト全体の作り直しを決めず、必要な確認と作業範囲を相談してください。
よくある質問と確認の順番

- 公開から何日で必ずGoogleに出ますか?
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決まった日数では保証できません。公開状態とURLを確認し、Search Consoleの理由を見ます。Googleは新しいページの確認に時間がかかることも案内していますが、待つだけで意図しない非公開設定が直るわけではありません。
- 登録リクエストを毎日送ると早くなりますか?
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同じURLを繰り返し送信しても、クロールが速くなるとは案内されていません。必要な修正を確認し、受付と登録の状態を分けて記録してください。
- 店名が検索に出たら、SEOは完了ですか?
-
店名で見つかることは一つの確認です。サービスを探している人に必要なページがあるか、情報が正しいか、問い合わせまで進めるかも確認します。ただし、すべての検索語で上位を取る約束はできません。
確認の順番は、正しい公開URL、ログインしない表示、URL検査、未登録の理由、必要な修正、再確認です。登録済みなら、検索意図に合う内容と連絡経路へ進みます。「出ない」という一言を分けることで、直すべき場所を見つけやすくなります。

